MEO・マップ集客

Googleマップで選ばれる店舗写真の撮り方
どこで判断が割れるか

公開日: 2026.07.18執筆: FACTOR編集部

閉店後の薄暗い店内で、蛍光灯の下、とりあえずスマホで数枚パシャリ——翌朝それをそのままGoogleマップにアップ。よくある光景ですが、実はこれ、やらないほうがマシなことすらあります。ユーザーは検索結果に並んだ写真を、ほんの一瞬で見比べて入る店を決めています。暗い・ブレている・情報がない写真は、それだけで候補から外される理由になるのです。この記事では、Googleマップで「選ばれる」店舗写真について、揃えるべき種類・撮り方・並べ方のそれぞれでどこに判断が要るのかを整理します。結論を先に言うと、写真施策の成否を分けているのは撮影の腕でも枚数でもなく、種類の構成と並び順の設計です。

なぜ写真がMEOに効くのか

写真の効果は2段階あります。1段階目はクリック率と来店率への直接効果。検索結果に表示された後、実際に選ばれるかどうかは写真の印象に大きく左右されます。2段階目は行動データを通じた間接効果。写真がよく見られ、ルート検索や電話につながるプロフィールは「ユーザーの反応が良い」というシグナルが蓄積されます。

正直に言うと、「写真を枚数だけ増やしたから順位が上がる」と単純に断定はできません。効くのは枚数ではなく順番と組み合わせです。狙う語に対して写真群をどう組むか。ここを設計したプロフィールは、閲覧後のアクション(電話・ルート検索)が伸びやすく、その反応がまた評価に返っていきます。順位を狙う打ち手の一部として写真がある、という位置づけで組んでください。

最初に揃える写真の種類と、枚数が決まらない理由

手当たり次第に撮る前に、写真には役割の違う「種類」があることを押さえてください。種類ごとに、解消している不安が違います。外観の写真が答えているのは「たどり着けるか」「入っていい店か」という初来店客の不安で、商品やメニューの写真が答えているのは「何が買えるか」「いくらぐらいか」という中身の見当です。どれかが欠けると、その不安を抱えた客層だけが、店の側からは見えないまま静かに離脱します。

厄介なのは、種類が揃っていれば済むわけではない点です。同じ種類の中でも、どの見え方を代表として出すかで来る客層が変わります。看板商品を厚く見せるか、品揃えの広さを見せるかは、狙う語によって正反対になります。スタッフや設備の写真も、出すほど良いわけではなく、業種によっては警戒感を強める側に働きます。同じ「写真を足す」でも、打ち手が逆を向くことがあるのです。

ここで多くの店が知りたがるのが枚数ですが、「何枚あれば足りるか」に一律の正解はありません。必要量は商圏の競合が何枚どんな構成で出しているかで決まる相対値だからです。競合が数枚しか出していない商圏と、各店が種類を揃えて更新し続けている商圏とでは、同じ枚数の意味がまったく違います。そして枚数以上に効くのが並び順です。同じ写真群でも、先頭に何を置くかで閲覧の伸び方とその後の行動(電話・ルート検索)が変わります。自店の場合どの種類を厚くし、何を先頭に置くべきかは、競合の並びと狙う語を突き合わせないと決められません。判断材料は店の管理画面の中にはありません。GoogleマップのURLを貼ると、現在の見え方の要点がその場で表示されます。

撮り方で結果が割れる論点:光と加工の線引き

写真が止まっている店で問題になっているのは、機材よりもその外側です。難しいのは「どの被写体を、いつ、誰が撮るか」を決めて、毎月それを崩さずに回すことです。そのうえで、同じスマホで撮っても結果が割れる論点がいくつもあります。

たとえば光。写真の印象の大半は光量と色で決まりますが、最適な時間帯は店の向き・窓の有無・営業時間で変わり、そもそも自然光が入らない業態もあります。照明を足すのか、時間をずらすのか、色味で寄せるのか。ここで選択を誤ると、どれだけ丁寧に撮っても「暗い店」として比較から外れます。

反対側の端にあるのが加工の線引きです。暗い写真は選ばれませんが、明るく整えすぎて実物と印象が離れると、来店時のがっかりが低評価の口コミとして返ってきます。光を足すほど選ばれやすくなり、足しすぎると来店後に評価を落とす。構図や目線の高さにも同じ種類の判断があり、どこで止めるかは業種と客単価、隣に並ぶ店の写真の出方で変わります。

POINT

写真が止まる理由は、撮影の腕より進行管理にあります。「先週どこまで撮ったか」「まだ足りていない種類はどれか」「どれを先頭に差し替えるか」を毎月決め続ける仕事が、撮影そのものより先に止まります。写真が止まっている店の多くは、撮れないのではなく、次に何を撮るべきかが決まっていない状態で止まっています。

載せ方と更新:アップしたあとに効き続けるか

撮った写真を一括でアップして終わりにすると、そこから先は劣化していきます。代表的なのが店の「顔」になる写真で、設定していても、Googleが自動で選んだ写真が検索結果の先頭に出ることがあります。何が選ばれるかは店の側では決められません。もう一つが、お客様が投稿した写真です。こちらが用意した写真より先に目に入ることがあり、不適切なものは削除をリクエストできますが、必ず通るわけではありません。

ほかにも、追加のペースや季節写真を下げる時期など、アップしたあとに判断が要る線は残っています。どれも固定の回数や時期で決まるものではなく、商圏の競合がどれだけ更新しているかで意味が変わる相対値です。

放置したときの損失は、閲覧数の数字には表れにくい形で出ます。比較の段階で外れたお客様は、電話もルート検索もしないまま隣の店に行きます。店の記録に残るのは「来たお客様」だけで、「写真を見て来なかったお客様」は一人も残りません。気づいたときには、写真が止まっていた月の来店数がそのまま取りこぼされています。

この「毎月撮って、選んで、順番を決めてアップする」の継続が、写真施策で最も止まりやすい工程です。しかも止まる理由は忙しさだけではありません。撮った中からどれを残すか、狙う語に対してどの種類を厚くするか、どの写真を先頭に置くか——判断の基準が自分の中にないと、選ぶ作業そのものが後回しになるからです。※当社FACTORが写真計画を設計するときに見ているのは、自店のプロフィールだけではありません。同じ商圏で上位に並ぶ店が、どの種類の写真をどの順で先頭に出しているか。検索する地点や言い回しを変えたとき、上位の顔ぶれと先頭に出る写真がどう入れ替わるか。こうした比較は、店の管理画面には一行も残りません。管理画面に出るのは自店の閲覧数だけで、隣の店がどう見えているかは最初から記録の対象外だからです。

載せると逆効果になる写真がある

写真は足せば足すほど良いわけではありません。踏むと取り返しにくい線の代表が、「初回50%OFF!」のような文字を乗せた広告画像です。写真欄では逆効果になりやすく、ポリシー上も写真は実際の店舗を写すことが求められます。もう一つが、お客様の顔が特定できる写真で、肖像権のトラブルに発展しかねません。

ほかにも判断の要る線があり、どの写真がそれに当たるかは業種と店の状態で変わります。載せた本人が気づかないまま、1枚の写真がプロフィール全体の印象を下げていることもあります。

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よくある質問

写真は何枚くらい載せればいいですか?
枚数に一律の正解はありません。必要量は商圏の競合が何枚どんな構成で出しているかで決まる相対値だからです。同じ写真群でも、どの種類を厚くし、先頭に何を置くかで閲覧後の行動が変わります。自店の場合は、同じ商圏で上位に並ぶ店がどんな構成と順番で写真を出しているかを見ないと、必要な量も組み方も決まりません。
プロのカメラマンに頼むべきですか?
写真施策の成否を分けるのは、撮影の腕よりも、狙うキーワードに対してどの種類をどれだけ、どの順番で並べるかという設計と、それを毎月更新し続けられるかどうかです。撮影を外注しても、この設計と更新が伴わなければ結果は変わりません。店の「顔」になる部分だけプロに頼む折衷案もありますが、どこを顔に据えるかの判断が先に必要になります。自店の場合は、狙うキーワードで競合がどの写真を先頭に出しているかを見ないと、どこにプロの手を入れるべきかは決まりません。
お客様が写り込んだ写真は使えますか?
個人が特定できる形で写り込んだ写真をお店側がアップするのは、肖像権などトラブルの原因になります。顔が判別できない形に配慮するのが代表的な考え方ですが、どこまで写してよいかの線は業種と撮影場面で変わります。自店の場合は、業種と撮影場面(営業中の客席を見せる必要があるか)を見ないと、どこまで写してよいかの線は決まりません。

まとめ

店舗写真は、種類ごとに解消している不安が違い、同じ「写真を足す」でも狙う語によって打ち手が逆を向きます。「何枚必要か」「どれを先頭に置くか」「どのペースで入れ替えるか」には固定の正解がなく、商圏の競合が何をどう出しているかによって答えが動きます。写真は表示されたときに選ばれるための施策であり、そこで生まれた反応がプロフィールの評価に返っていく以上、順位を狙う設計の一部でもあります。ただ、自店の写真が競合の並びの中でどう見えているかは、店の中からは再現できません。外から見たときの出方は、それを持っている側に出してもらうほうが早く確かです。

NEXT ACTION

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F FACTOR編集部

MEO・LLMO・Web集客の支援実績 約50業界・100社超。AI×人の運用で「検索とAIに選ばれる」店舗づくりを支援しています。運営: FACTOR株式会社(東京都豊島区)